今回のコラムは、
生理痛やPMS(月経前症候群、Premenstrual Syndrome)の根本的な原因についてお話をしていきましょう。

まず、生理痛・月経前症候群の原因は次の4つでしたね。

☆1 ホルモンバランスの乱れ
☆2 ストレス
☆3 基礎疾患
☆4少子化

では、このような原因が発生してしまったかという基本に戻ってみましょう。

ホルモンバランスの乱れについて、原因の根本にあるのは、《食生活の乱れ》です。
ホルモンは、脂質、タンパク質、糖質そしてビタミン、ミネラルなど様々な栄養素を素に出来ています。しかし、現在の人々の食生活はどうでしょうか。
若い世代になればなるほど乱れてしまっていますね。
すると、正しい量のホルモンが作られなかったり、本来使われることのないホルモンが使われてしまったりとホルモンバランスが乱れてしまうのです。

ストレスについては、様々な原因があり、またそれによって影響を受ける身体の部位は様々です。ストレスの原因は、挙げれば切りがないほどありますが、ストレスが発生する根本的な原理原則は、感情の乱れです。「嫌だな」とか、「腹立たしい」等のような感情が生まれた時にストレスは発生します。当たり前なようですが、自分が普段どのような感情をもって生きているかに気付いていない人が多かったり、感情のコントロールが上手く出来ない人が多いように見受けられます。この、「自分の感情に素直に生きる」ということが上手く出来ないことによって、ストレスが発生し、結果的に生理痛やPMSのような形で身体に変調として現れるのです。

基礎疾患については、西洋医学などでは、子宮内膜症や子宮筋腫などが原因で生理痛やPMSが起きるといいますが、その子宮内膜症や子宮筋腫が起こる原因については、あまり語られていません。身体に症状または疾患として現れるまでにはかなりの時間を要しますし、それまで様々な身体のシグナル(だるい、頭が痛いなど)を発信してくれているはずなので、その時点で、気付いてあげる事で疾患にまで至らないですむ場合もあるのです。

少子化については、社会や環境の変化によりある程度は仕方が無いとは思いますが、その原因のひとつの可能性があると認識することが、何かの気付きのキッカケになるかもしれません。

このように、一般的に原因と思われている事の根本的な原因や原理原則を見過ごしてしまうと、根本治療をし損ねてしまうかもしれないという事に気づいて貰えたらと思います。

次回は、根本治療についてお話をすることにしましょう。

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